聞き旅 初クルーズ体験記② 目的のレストランは何処に?


折角、両替した外貨が出てきたと
思ったら、

今度は、船に送った
スーツケースの鍵を
家に忘れる

精神的に大ピンチに見舞われることに。

 

これは、視力の悪い知人が行った初クルーズ。
2人の結婚記念日の現実逃避ご褒美旅行の
聞き耳クルーズ旅。

※私はクルーズ船に乗ったことがないのです。

 

方々電話したところ、
鍵がない場合、スーツケースの鍵を
壊して開けることは可能と。

その工具は用意してあると。


知人は、古い鍵を無くしたけれど
前日に見つかったスーツケース(サブ)と
今回クルーズ用に新規に買ったスーツケース
(メイン)を船に送っていた。


どういう割合なのかは正確にわからないけれど
メインのほうにほぼ必要な物が入っていたらしい。

例えば、普段の衣類、下着からドレスアップ用の衣類
とか。


鍵は壊せば開くは、分かったので
発着地の神戸で新たに衣類を買いなおす
必要はないと判断。

ドレスアップ用の服は、買い足したくないし
それは良かったのだけど、
買ったばかりのスーツケースを
初航海で、自ら壊す依頼をするのは


旅の始まりから、、、なんとも。

前向きに捉えれば、開けば問題なし。
よかったよかった。
後ろ向きに捉えれば、
折角買ったスーツケースを、、、。

誰よ、鍵を忘れたのは・・・。
喧嘩ネタに。

そこは知人の力量に関るので触れずにスルー。

次のシーンに進むと
新幹線を降り、神戸港に移動すると
乗船時間前だけど、
事前に電話してあった為なのか

もう着いたらすぐに乗っていいとの事。

何せ、緊急事態だしね。
(スタッフには日常茶飯事なできごとかも)


で、荷物が届いていたのかは
ここは失念したけど、
担当のクルーは、日本語が出来なくて
鍵を壊すという細かい要望は、窓口に言ってほしいとの事。

ここは、想像なのだけど
白い杖をついて歩くほどの視力では
人の表情は読み取れないと思うのに
どうやって外国人と伝わらない言語でコミュニケーション
したのか、
私には想像を超えていた。

知人は、英語は堪能ではなく、寧ろ日本語オンリー。

徹夜明けで、安堵と緊急事態の繰り返し、
知らない場所の移動でストレスたまり放題
更に昼食もまだで、

絶不調コンディション。


とりあえず、荷物が届いたら
日本語の通じる窓口に電話して、
鍵を開けてもらうことにして


ツアーの集合場所のレストランに移動することに
なったらしい。


ただ、レストランはまだ開店前なので
空腹状態で進む。

物がキチンと認識できる視力であっても
初クルーズの大きな船内は
迷うと思う。

知人も当然不安になり
レストランのある階についた時に
どこかのスタップに、行きたいレストランの場所を
尋ねる。

すると、1つ上の階に行けという。

怪訝に思いながらも
知らない船内を疲れながらも歩き
1つ上の階へ。

またそこでスタッフに聞くと
今度は下に下りろという。

何それ!!!!
さっき、上に上がれって聞いたのに!!!

ええええ゛って
知人は思いつつも、

次に聞いた人に言われたとおりに
また下に。


この非効率さ、何なのって
不信感を抱きながらも、なんとか、
集合場所のレストランに到着したらしい。


聞いている私も良かったと思った。
ここまで聞くだけで、
どれだけ旅したんだろうってぐらい壮大。


でも、まだ出港すらしてないはず。


後日、なぜこう上がったり下がったり
させられたか。
それは、集合場所のレストラン階は、
ワンフロアーで繋がっていなく
前方エレベーターと後方エレベーターを
乗り間違えると
1つ上に登ってから、下に下りなければ
たどり着けないと。


なんていうトラップ!!

クルーズに乗ったことない私は当然知らなくて
驚いた。
誰か最初にそう言ってあげてよーーと
思わずには。

慣れた人には当然なのかもね。

大型船は侮れない。


つづく。

 

人の旅見てこういうのもなんだけど
見知らぬ地に行くときは、
チョコレートと水は必須と。

兎に角、糖分切れすると
イライラして思考能力は低下し
動きも鈍くなり、サバイバル旅になりかねない。

サバイバルも勿論楽しい素敵な旅の思い出に
なるけどね。
それは帰ってきてからの事。

その時は、やっぱりチョコレートで
辛くも素敵な旅の思い出は残したくないよね。