思考の葛藤-虫と人間

蚊を殺すべきか否か

 

習慣的に、私は、蚊とゴキブリをみたら

殺さなければならないと思う。

この辺の思考、もはや兵士。

 

しかし、殺したところで何が変わるのだろうか

 

蚊は撲滅しないし

蚊が撲滅すれば、

蝙蝠のエサはへってしまうし

 

人間が気付かない不都合が生まれる可能性もある

 

ゴキブリも同様

ゴキブリなんて

ただ嫌な虫というだけで殺されているし。

不潔にしているのは人間であって、

ゴキブリからしたら、

そこに餌と快適さがあるから

入り込むという正当言い分がある。

 

そういう正論吹っ飛ばして、

蚊やゴキブリに嫌悪感というへんな感情で

戦いを挑んでしまう。

 

蚊は、刺してかゆいし

病気の媒介もすることもあるから

殺すのは一理か半理はあると思う。

 

そして、何かのゲームのように蚊は反射的に殺してしまう。

 

敵対意識。

 

私は、この敵対意識が怖い気がする。

 

先に書いたように兵士の思考。

何かを守る兵士というより

敵を殺す兵士。

 

結局、それが肥大すれば敵は人間になり

殺す対象も人間になってしまう。

 

だから、蚊も殺さず共存したいところなのだけど。

 

正直に告白すれば、

今朝、足に止まっていたのを

一撃で殺してしまった。

 

そしてつぶれた体から

自分の鮮血をみた

 

 

刺されても、平気で

知らんふりできる

精神力があったら良いのかも。

 

蚊ごときに、ぐだぐだ言わず

無視しておく

 

この先、年を重ねたら

蚊も寄り付かなくなる生命力で

お互い、無視できる存在になって

今より達観するのだろうか?

 

人生あと30年あるのかないのか

 

蚊という小さな虫の命から

自分の命も考える

変な朝。

 

そう、大きなものから見たら

蚊も私も同じように、

簡単に殺せる小さな存在。

 

生きている時間を本当に大切にしたいのだけど

そうはなってない気がする。

 

-------------------------
★毎日募金 ブログアップとスターをつけて頂いた数での募金
今日までの累積 

13580円+14580円