博物館で中国の古代を垣間見る。

兵馬傭と古代中国

というものを見てきた。

 

副題 秦漢文明の遺産

 

結論、行ってよかった。

中国で生の兵馬傭を見たことがないので

向こうから来てくれるのはとても幸運だった。

しかも朝一は空いていた。

ただし、後から後から人が来るのですぐに混雑状態に。

 

もし、中国や台湾など、どこかで展示を見ていたのであれば

そこまで価値がないかもしれないけれど。

でも、後ろに並んでいたシニアのご夫婦は、

現地でも見てたけど、今回も見に来たらしい。

 

簡単に言えば、

秦や漢の時代、お墓に入れられていた焼き物の人形や

当時使われていた印や入れ物、などの展示。

 

何にしても紀元前の話で

日本とはスケールが違いすぎる。

昔の日本が憧れの中国って感じだったのは

凄く分かる。

縄文時代から弥生時代に移ろうとしていた時

既に、中国は武器をもって戦い

文字があって、

孔子も生まれて、

文明が確立されていた。

展示物を見ても、

日本人の私からみると、そんなに古く見えない。。。

紀元前なんて信じられないほど、手の込んだ細工の品々。

 

しかし、早熟な文明は、

弱体化するのもまた早いのも。。。

最近また花開いてきているけど。

 

さて学校で習った

秦の始皇帝

どんな人かその時は良く分からなかったけど、

 

展示には

孔子の教えには従わず

リアリティある焼き物の人形を作り埋葬したと

書いてあった。

 

写実的な人形はその当時の中国では魂が宿るからNGで

デフォルメされた人形が主流だったらしい。

 

なぜ、リアリティを求めたのかは分からないけれど

秦の始皇帝は、街や政治のシステム

今まで無い物を作り出す天才さが備わっていたのだと

なんとなく肌で感じてきた。

 

前例に従うべきという考えなんて微塵もなかったのだと。

(きっとね)

 

展示を見ても、写実的に作られた人形は

生き生きとその当時の様子が見てわかり

知識が無くても見て楽しい。

学術資料として、貴重すぎるものだと素人でも

想像はつく。

兎に角、わかりやすい。

ついでに、写実的であればあるほど、そして数が多ければ多いほど

その皇帝の力の偉大さも良くわかる。

こんなことできたのは、中国でもただ一人と。

 

一方、秦の時代以外の

デフォルメされた人形は、小さくて、当時の面影は

ダイレクトにはわからないけれど、

表現として、どちらかというと、想像力を掻き立てさせられる

美術品の要素が大きかった。感じ。

 

デフォルメのそこに時代のセンスというか。

偉大さより

美とは何かを追及したくなるような感じ。

 

見てわかりやすい写実的な秦の時代

兵馬傭 等身大で意外と大きい!

 

 

人はいつの時代も何かを作り出すことに

情熱を捧げているのかも。

それが権力誇示だったとしても。

何かを残したい願望。

 

 

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おはようございます。

 

やる気は何物にも代えがたい
行動の原動力。
人の宝の一つではないでしょうか。
大切に育てたいものです。

 

それでは良い一日を。


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