赤毛のアン 中年からの楽しみ方

 

最近NHK赤毛のアンのドラマが放送されている。

物語に忠実に、綺麗なカナダの風景に
アンそのものの少女に
アンの引き取り先のマシューとマリラ。

昔は、アン目線で物語を見ていたけど、
今は、

マリラが主人公ではないかと思う


目線で見てしまう。


封鎖的な街。
顔見知りばかりの村人。
噂話は筒抜けで、
だからこそ、体裁を保つ事
世の中に外れない事が絶対。

マリラもそういう固い考えの女性。


でも、一つだけ、マリラには信念がある。


自分が正しいこと思う事は曲げない。
それが村の人たちと違っても。


アンの考えや行動は、到底受け入れられない
マリアだけど、

そして、アンの存在は、面倒極まりないけれど、


アンと関わる事で、

良い母親にならなくてはと、

村(町)の若い母親のフェミニズムの会に参加。

老齢のマリラには、着いていけない程斬新に思えたと。

 

ただ、その会は

村の変な習慣
男尊女卑の上でしか成り立ってない
上辺だけのなんちゃって進歩的な母親のフェミニズムの会だった。

 

その流れは、

 

アンが学校で、校内のゴシックを

大人の下の営みに絡めて語ってしまい

ある女子生徒が大被害に。

赤毛のアンにあるある、一言多い事件発生。

町中に噂が広まり、

 

最終的に、マリアがその女子生徒の母親であり

フェミニズムの会のメンバーの女性に謝りに行く。

当然マリラも罵られるのだけど、

 

アンがアバズレと言われたことに対して

(要するに、アンの過去育ってきた環境が悪すぎて

私達の気品を重んじる街にあんな下品な子が居る事すら汚らわしいと) 

 

マリアがぷちっとキレた!

 

「一言良いですか?

 あの子(アン)が言ったことに対しては非難するのは構いません。

 だけど、あの子が見聞きしたことに対しては
 本人に責任は無いんです。
 以前、あの子は私たちの想像を絶する辛い目に会ってきたんです。


 進歩的な母親に思いやりは無いようですが、
 日曜日には、教会に行って、アンが安息の地を見つけたことに
 感謝したらどうですか?

 私はそうします。」

とマリアは言い放った。

 

 

アンの陰で、密かにマリラが女性として
素敵になっていく姿ではないかと。

正直、アンが霞む。


芯が強くて、自分自身で考えて生きる
マリア。


マシューは、・・・。

達観した仙人って感じ?

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